知るを奏でる

世の中には知らないことの方が山ほどあるのだろう。知ったとしても、一生使わないかも知れない事もあるんだろう。でも、知ると言うことは知りたいと思わなければ叶わないもののように思います。

知るチャンスはいっぱい転がっているのに、今までにいっぱい落っことしてしまってるのかも知れない。残念!

知ると言うことは新しいことを知るだけではないと思う。今まで何気なく見たり、聞いたり、手にしたものでも、出来るまでの過程やその作り手の思いを知ると愛着もわくし大切に思う気持ちが強くなります。

旅にしてもその土地の歴史、風土、工芸品、食べ物様々な事を知っていると楽しみ方も違ってくると思う。後から知るとまたもう一度行って確かめてみたくなりますね。

それは音楽にも通じると思います。

新しい曲のチャレンジも楽しい。が今まで弾いてきた曲も、その曲の出来た場所、その時代、作曲した人の事、どんな思いなど知るとまた違う表情が見えてくる。 

そして今まで経験して知り得た物と相互してまた違う側面が見えたりするのも楽しい。

今まで演奏していた曲でも、作曲された土地に旅すると見えてくるメロディーの色が違う色になることもあります。

事前にいっぱいお勉強しておくことも大事ではあるが、凝り固まった考えにならないようにしないといけないからその辺りは加減が難しいなっと思っています。

今ではYouTuber等で見たり聴いたり出来る。便利で有るが、使いこなせない私にはハードルは高い。でも人の主観よりは知ったことと自分の感覚を大事にしたいと思う。どんな演奏をしたいかと言うこともしかりで有る。憧れの演奏も有っても良いけども自分の色で奏でたい。また、生徒さんにも自分の思いが伝えられる演奏を楽しんで欲しいと思っています。

全部が全部深く見ようとすると、いくら時間が有っても足りなっと思う。でも一つくらいなら今までよりも深く知ろう!とか違う面を見てみよう!と思えるように過ごしたい。忘れてはいけないことだと思う。

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